Q&A集
Q&Aについて
ミネラルウォーター市場は平成元年(1989年)から平成29年(2017年)までの29年間で30倍あまりに拡大しており、今やミネラルウォーターは生活必需品となりつつあります。また、昨今では、保存水の需要も増えてきています。一般家庭への浸透に伴い、ミネラルウォーターに関する様々なご質問が各方面から寄せられております。
そこで、これらのご質問の中から頻度が高くまた基本的な事項を選び、一般的なミネラルウォーターについて解説いたしました。
Q&A
Q-8)軟水、硬水はどのように使い分けされているのでしょうか。 |
A)水は化学構造上、アルコールなどと同じように、物の香りや味を引き出す力があります。それもミネラルの少ない軟水の方が抽出する力が強いのです。ですから、コーヒー、紅茶、緑茶やウイスキーなど、香りを大切にするものには、軟水を用いた方がおいしく戴けます。ご飯なども、穀類のよい香りを引き出すために軟水が抜群です。
お茶には人それぞれに苦みなどの好みがあり、軟水では、緑茶の渋み・苦みを楽しむことが出来、硬水では、よりマイルドで飲み易くなります。
また、コーヒーの場合も、浅煎りのアメリカンでは軟水を用いることで、豆本来のよい香りとさっぱりした味を楽しむことができます。他方、深煎りのエスプレッソでは、硬水を用いますと、渋味の成分がカルシウムなどに結びついて、苦み、渋みが除かれて、まろやかになり、コクが加わります。
昆布や鰹の出し汁をとるにも、軟水を使うと、グルタミン酸・イノシン酸などのうま味が抽出され易くなります。
肉料理の場合、抽出力の強い軟水では、嫌な肉の臭みまで出てしまいます。そこで、硬水を使いますと、肉の蛋白質とカルシウムが結合して、硬蛋白質(アク)として抜けて、いい味が出てきます。
お茶には人それぞれに苦みなどの好みがあり、軟水では、緑茶の渋み・苦みを楽しむことが出来、硬水では、よりマイルドで飲み易くなります。
また、コーヒーの場合も、浅煎りのアメリカンでは軟水を用いることで、豆本来のよい香りとさっぱりした味を楽しむことができます。他方、深煎りのエスプレッソでは、硬水を用いますと、渋味の成分がカルシウムなどに結びついて、苦み、渋みが除かれて、まろやかになり、コクが加わります。
昆布や鰹の出し汁をとるにも、軟水を使うと、グルタミン酸・イノシン酸などのうま味が抽出され易くなります。
肉料理の場合、抽出力の強い軟水では、嫌な肉の臭みまで出てしまいます。そこで、硬水を使いますと、肉の蛋白質とカルシウムが結合して、硬蛋白質(アク)として抜けて、いい味が出てきます。